2019/02/01 13:07


着物デザイナーの木越です。

仕事でよくビジネスホテルに滞在する私です。
仕事ですのでもちろん着物。
海外へ行く時も着物ですので、ホテルはほとんど着物で過ごす事になっています。

部屋に入っても、また出かけるような時は着物は脱ぎません。
5分で着られる私ですが、やはり面倒なので。

だから、全ての用事が終わって「さ〜、部屋着に着替えるぞ〜」ってなった時だけ脱ぎます。

最近のビジネスホテルはレイアウトがかなり昔と変わりました。
それはテレビがブラウン管から薄い形になったのが原因だと思います。
テレビが奥行き15cmくらいなので、それに合わせて、洋服掛けも横向きとなって奥行きが20cmくらいのところが多いのです。

それが着物を着る私にはとても便利!

なぜなら、このように着物を脱いでかけると一目瞭然!
明日着ないで片付けても、明日全く同じく着るときでも、よく見えて便利なのです。
大抵、このクローゼット(というのかな?)の前に全身鏡があります。

でもね、脱ぎ方が重要なんですよ〜♪



まずはコートを脱いでハンガーに単独でかけます。

次に羽織紐の紐を外し(まだ羽織を脱ぎませんよ)、帯の中に忍び込ませていた携帯やリップをテーブルに置きます。

そして、羽織を脱がずに帯をほどきます。帯のシワを伸ばしながらコートとは別のハンガーにかけます。

そして、、、まだ羽織は脱ぎません。
着物の上の伊達締めを外し、コーリンベルトを取り出し、腰紐を外します。

このあたりで一旦「は〜〜〜。気持ちいい〜〜〜」となります(笑)。着物あるある。

それから襦袢の紐を外します。私は「洗える二部式襦袢」を愛用していますので上だけね。

そして、ここが肝心!
羽織、着物、襦袢を一緒にしてこの着物達を一気に脱ぐのです!!
着物や襦袢の袖が抜けないように、そっとね。
着物達を脱がすと言うより、私が着物達の中から抜け出る感じ♪

すると、羽織、着物、襦袢の3人がご一緒になった着物達の抜け殻ができます。
これを3本目のハンガーにかけます!

ここで人様には見せられない着物ブラと腰巻状態となり、2回目の「は〜〜〜。気持ちいい〜〜〜」がやって来ます(笑)。

そのあと、二部式襦袢なので腰巻になっている襦袢の下を脱いで、四つ折りに畳んで、スカート用ハンガーのクリップに挟む。

そして先ほど、外した伊達締めと腰紐を長さの半分のところが手前に来るように引っ掛けます。
半分の所がすぐ持てるようにかけておくと、翌日着る時に楽チンです♪ここも肝心です。

写真の日はコーリンベルトをしていなかったので写っていませんが、コーリンベルトも伊達締めと腰紐と一緒にここに引っ掛けます。

最後に着物ブラを下から脱ぎ(肩からは脱げないタイプです)、足袋を脱ぐ。これで完了〜〜〜❤️
一番肌にくっついていた着物ブラは汗を吸っているので良く干しましょう。
お恥ずかしいので写真は取りませんでしたが、ハンガーが余っていればハンガーに。なければ紐類の上にかけて置きます。
足袋は適当です〜(笑)。

足袋を脱ぐと一気に「は〜〜〜。気持ちいい〜〜〜」の3回目がやって来ますね。
私にとっては足袋もちょっと疲れる原因でもあります(安物しか履いていないからかも(苦笑))。

私は洗える着物を中心に着ているので、気軽に出張も海外旅行もなんでも着物♪
皆さんもぜひ着物であちこち行って楽しんでくださいね〜!

ではでは、最後までお読みくださりありがとうございます!
来月は海外へ買い付け出張がありますので、ホテルで着物を洗っちゃうお話もしちゃおかな!
お楽しみに〜!!

着物デザイナーの木越まりでした!❤️